粉太郎のイチから始めるコスメ沼

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HINDASH - Beautopsy Palette レビュー


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はじめてこのパレットを見た時、「これを手に入れたら絶対楽しいはずだ」と直感を得ました。

ただ発売当初は私が購入できるルートで販売されておらず、少々お高めなこともあり「まぁいっか〜我慢我慢・・・」くらいに思っていたのですが・・・

我らがCult Beautyへの入荷が知らされた瞬間、我慢というふた文字は光の速さで姿を消しました。いつものことやね。

 

かくして我が手元にやってきたヒンダッシュパレット。

使うごとに増していく愛着感と、その使用感をレビューします。

どうぞ最後までお付き合いください!

 

 

 

 

 

 

 

 

このパレットのポイント

①カテゴリーがない

②向き・不向きがある

③薄づき

 

①「カテゴリーが無い」について。

普通パレットって「アイシャドウパレット」や「チークパレット」など、どこかにはカテゴライズされるじゃないですか。

でもこのパレットはそのどれにも当てはまらないのです。便宜上何かはあるのかもしれないけど、私個人としては無いと言い切りたい。なにせこれ、顔に必要な色が全部あるんです。使い方次第で、アイシャドウにもチークにもリップにもブロンザーにもハイライトにもシェーディングにもなる。

こういうものをずっと待っていました。

 

話が逸れますが、このHINDASH を作っている HINDASHさん。

 
 
 
 
 
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彼はドバイで10年以上プロの画家として活躍していたという経歴の持ち主です。このパレットは、彼のその経歴があるからこそ生まれたものだと確信しています。

 

そして非常に非常に恐縮なのですが・・・

わたくし粉太郎も美術の道を志していた過去があり、アイシャドウパレットを持っている時間よりも絵画用のパレットを持っていた時間の方がいまだに長いくらいの経歴があります。なので、HINDASHと並ぶ気は毛頭ありません(並べるわけないって話!)けども、彼が根本でコスメに求めるものがほんの少しは理解できる気がするのです。

だって私も過去に「もし自分がコスメを製作できるなら(この妄想するよね?みんなするよね??)」と思った時、頭に浮かんだのはグラデーションだらけのパレットでした。

このパレットは非常にアーティスティックです。

他のブランドが出すラグジュアリーできらびやかなコスメを「外に向けて発する魅力」を作り出すためのものだとしたら、HINDASH のこのパレットは「内に向けて自分の魅力を掘り下げていく」ためのパレットです。

 

 

 

 

 

話を戻します。

この「カテゴリーが無い」というのはつまり

絵画用のパレットと同じ概念なのです。

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空を描くために空のためのパレットは用意しません。

山を描くために山のためのパレットは用意しません。

 

HINDASH のパレットも同じように、一つのパレットの上で全てのパーツのための色を生成し、着色していきます。だからこそ自由で、慣れると快適に使えます。

 

ただ。

いい意味でクセの強いパレットですから、向いていない人も居ると思います。それが

 

②「向き・不向きがある」について。

コスメアカウントにも色んなタイプがあると思います。

まず、コスメは好きだがメイクは苦手 という方には難しいパレットです。「この順番通りに塗っていけばあっという間に可愛いルックができあがります!」みたいな売り文句とは対極にある商品なはず。

へんな話、アイシャドウとしてパレット上でブレンドして使う場合 右目と左目の色が揃わないこともあり得ます。グラデーションなので、間違いなく同じ箇所から同じ量をブラシに取ることはほぼ不可能です。

他の箇所も同様で、この色いい!と思う色が作れても、全く同じ色は二度と作れません。毎回頭を働かせながらブレンドする必要があります。

とはいえ、難しいながらも興味を持ち、挑戦してみたいと思うなら間違いなくその意思に答えてくれる品質ですので、ぜひ挑んでみてほしいです。このパレットを使いこなせるようになった時、きっと今まで使っていたコスメの可愛さをも、もっともっと引き出せるようになっているでしょう。

 

逆に「あえて買わなくてもいいのではないかな」と思うタイプは、PAT MCGRATH LABS のルックのような、ガツンとした発色に重きを置いているメイクが好きな人です。

同じくHINDASHパレットを購入した相互さんと話していて明確に解ったのですが、このパレットは顔の上にもともとある色ばかりで、なおかつ薄づきなので「鮮明に色や輝きを楽しむメイク」には向いていないのです(そもそも質感は全色マット)。

 

そう、薄づきなのです。

 

③「薄づき」について。

届く前からこのパレットを使ったメイク動画を見て想像はしていましたが、それをはるかに上回って薄づきでした。目の覚めるような配色ではありますが、薄づきだからこそ簡単に肌に溶け込ませることができます。

 

質感がね、これはなんだろう?何かに似てるな?って思ってたんですが、アレでした。チョークっぽい。黒板に文字を書いたり、寝てるヤツに投げつけたりするアレです。

サラサラで、軽くて、ぴたっとのる。素晴らしいテクスチャーです。

 

スウォッチはわかりやすように指にたっぷりとった状態でしているのでアレですが、本当に失敗知らずの薄づきです。

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いかがでしたでしょうか!

この記事で、Beautopsy Palette に興味を持ってくださったら嬉しいです。逆に怯んでしまった方がいたら、申し訳ありません笑

Cult Beauty は「私たちが今まで見た中で最もゲームを変えるパレットの一つ」と評したそうですが、もうめちゃくちゃ大賛成です。てかデビュー作でこれって、HINDASH まじパねぇす。天才すぎるです。

 

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